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コトブキ トリプルボックス

私は上部濾過装置「コトブキ トリプルボックス600」を愛用しています。こいつは優れモノです。
今回は上部濾過装置を紹介したいと思います。
はじめに断わっておきますが、決してコトブキのまわし者ではありません。

まずこいつの何が優れているかというと、「静かさ」です。
上部濾過装置の構造、基本原理はどの製品も同じです。
そんな中、トリプルボックスは構造に特徴があります。
ポンプが水面上に位置する上部濾過装置がほとんどの中、トリプルボックスのポンプは水中に位置します。
このため、ポンプの振動がボディーに伝わりません。振動音が発生しないのです。
この構造こそが抜群の消音性能を実現しています。
トリプルボックスという製品名ながら、私が一番気に入っているポイントはココです。

トリプルボックスはその名の通り3槽から成ります。構造を見ていきましょう。

ポンプが水中に位置します。謎のゴムがかかっているのが見え、気になりますが、後の方で説明します。
DSC04359s.jpg

第一の槽。ポンプが組み上げた水は、2方向に吐出されます。一方が、セラミックスパイプの槽に向かいます。
この槽に入るのは吐出水量のうちの極わずか。10分の一以下に見えます。
大半は次の写真のスポンジフィルター槽に吐出されます。この第一槽の効果の程はよくわかりません。
DSC04355s.jpg

第二の槽。スポンジ槽です。特に説明の必要がない構造です。ふつう。
DSC04356s.jpg

最後の第三槽には、セラミックスのボールが入ります。このボールの効果の程も不明です。
が、代わりにピートを入れるなり、応用がきくと思います。
DSC04357s.jpg

濾過槽のカバー。ポンプのセットの角度が悪いと、カバーと吐出口が接してしまいます。
するとガタガタと振動音が発生します。たまにこの状態になります。
カバーの切込みが1~2mmほど大きく作ってあればベストでした。
DSC04360s.jpg

最後は、トリプルボックスの最大の弱点です。
ポンプと第一槽がゴムパイプで連結されています。
このゴムパイプが劣化して、ポンプがずり落ち、脱落するようになるのです。
うちでは6か月くらいでゴムがバカになってしまいました。おそらく低pHがゴムの劣化を促進してるのでしょう。
写真の不可解な輪ゴムはポンプの脱落を防ぐための処置です。
ちなみにこのゴムパイプは代替品が販売されております。
DSC04253s.jpg

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上部濾過・スポンジフィルター考察

ディスカス界で、濾過装置と言えば、上部濾過とスポンジフィルターが2大勢力です。
私も両方使っています。
今回は両濾過を比べます。

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濾過装置たるもの、まずなんと言っても、一番大事なものは濾過能力です。
いろんな濾過装置がありますが、原理は皆同じです。

「フィルターにバクテリアを住まわせる。そこに水を流して、水中に解けた有機物を代謝させる。」

濾過装置のポテンシャルは、フィルターの表面積、水の流量で決まります。

フィルターは多孔のスポンジなので、表面積は体積にほぼ比例。
うちのスポンジフィルターはLSSのLS-60。
うちの上部濾過のスポンジ体積はLS-60のスポンジ4個分に相当。

スポンジフィルターの流量は、エアーポンプに依存します。
一般的なエアーポンプのエアー吐出量が2L/min程度。
スポンジフィルター内で水を押し上げる量はもっと少ないですが、面倒なので等量2L/minとします。
一方、上部濾過が8L/min。流量は4倍。

すなわち、濾過能力は、LS-60 4個 > 上部濾過1個 > LS-60 2個。
私の体感ですが、LS-60 3個で60cm水槽用上部濾過1個に相当すると思っています。

濾過能力については、魚の数、餌の量に合わせて、濾過装置の数を決めるのが良いと思います。
1個のポテンシャルは上部濾過が上ですが、スポンジフィルターはいくつでも投入できて、自由度が高いです。

さて、次に大事なことは、メンテナンスのし易さだと思います。
スポンジフィルターは日常的なマメなケアが必要で、上部濾過は日常のケアは軽く、たまに少し重いケアが必要。
人によって意見が分かれそうですが、私は上部濾過の方が管理が楽だと思います。

LS-60は(私の飼育条件では)1~2週間で下写真のようなヘドロが部品の嵌合部にたまります。
エアーの吐出が悪化し、水流量が著しく減ります。この結果、濾過力が減退するのです。
これを避けるために、2週間に1回分解掃除をします。
ついでに、水替え2回に1回はスポンジを洗って内部にたまったゴミを洗い流します。

パイプを外したところ
DSC04077s.jpg

パイプと嵌合する箇所(エアーの吐出口)。ヘドロ状の汚れがべったりたまっています。
DSC04112s.jpg

パイプにもべったり。
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一方、上部濾過の弱点はココです。
取水パイプの途中にゴミ止めがありますが、ここに糞やら食べ残しやらが引っ掛かります。
これをやはり水替え2回に1回くらいの割合で、ゴシゴシこすって除去します。
フィルターの掃除はスポンジフィルターよりずっと低頻度で1~2か月に1度、洗うだけです。
スポンジフィルターよりもゴミの定着が緩やかです。おそらく流量が多くてゴミが流されるのかと思います。
そして、ちょっと面倒なことが、4か月に1度くらいの割合でポンプを分解掃除。けっこうなヘドロがたまります。

取水パイプを取り外したところ
DSC04250s.jpg

ゴミ止めにゴミが引っ掛かっています。
DSC04251s.jpg

フィルターの右半分が洗った直後。左半分は2か月ほど洗っていない状態。
DSC04257s.jpg

以上、濾過装置を比較してみました。外部濾過やその他の濾過装置は使ったことがなく、比較できません。
各濾過装置の長所・短所と使い方を理解して、組み合わせるのがうまい使い方と思います。

長らく登場しませんでしが、プレミアムレッドスポット成魚です。未だ発情を見ていません・・・
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プロフィール

Zenra

Author:Zenra
ディスカスを飼育・繁殖させています。CBのみ飼育中。顔つき、体つきにこだわってます。カラー、模様は幅広ーくストライクゾーン。
ブログではディスカスの飼育・繁殖状況、論文紹介、ディスカスよもやま話をつづります。
理系の博士。数年前に研究から引退。かつての専門は分子遺伝学、解剖学と神経生理学。

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